能登 萩城



ファイルNo3296

小型の城ながら明瞭な堀切・土橋、畝状竪堀は明瞭

                            尾根の堀切

@ はぎじょう 
  別名 

A住所:珠洲市上戸町寺社
B目標地点:永禅寺
C形式:山城  D比高:40m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・畝状竪堀
G時代/人物:戦国期/ーー氏・上杉氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  登り口から6分

J撮影・訪問時期:2017年07月

  

道案内 

北陸高速自動車道金沢西・金沢東・金沢森本インタのいずれかで下り、「のと里山海道」を目指します。内灘町の「のと里山海道」起点とし、徳田大津ジャンクションで能越自動車道と合流、輪島市三井町の能登空港インタの信号で右折し県道303号線に入ります。ここまで起点から1時間半ほどです。県道303号線から県道26号線に入りさらに県道57号線を進みます。松波西の信号で左折し国道249号線に入ります。約9km先、金峰寺の信号で国道249号線は右折です。約900m先の鵜飼の信号で国道は左折です。約4km先で(柳田神社手前)左折し県道280号線に入ります。600m先のT字を右折し400m先を左折します。(直進すると300m先左が永禅寺です。さらに300m先が寺社の信号です。永禅寺から2.5km先は珠洲市役所前になります。)左折して70mほど先、右手、ガードレールの切れ目が登城口です。ただ、永禅寺から裏手に行き、永禅寺山古墳群という標識から山道が主郭まで続いているようです。
 
訪城備忘録

道沿いの登城口から岩場の急斜面を20mほど登ります。そのあとは尾根斜面を少し登ると尾根の堀切に至ります。城跡は最近、松くい虫対策で木々を伐採されたとのことで遺構は大変見やすくなってました。伐採された木々が竪堀にたくさん埋まっていたり、伐採の木々をまとめたものにビニールが掛けられて置かれたりしてますが、それの撤去は贅沢と言うものですね。^^; 尾根の堀切は反対側が急な切岸になっていて小型の堀切ながら迫力がありました。これを越えるとすぐに主郭手前の堀切です。明瞭な土橋になっていて、両サイドは竪堀で落ちているのも明瞭です。主郭は「白山神社」と書かれた古い建物があります。ここも多くの木々が伐採され見通しはよくなってました。主郭反対側も高い切岸で下は堀切です。その先に見張り郭と言うべき平坦地があり、海への眺望がききます。この郭の先に寺への道があるようで、そこに郭があり堀切もあるようですが、当日はこの見張り郭の先は藪てあったため入りませんでした。 主郭の南斜面に回り込むとまずは三条の畝状竪堀があります。短いですが明瞭です。その先に主郭前堀切から落ちる竪堀までの間に四条程度の畝状竪堀がある感じですがやや不明瞭です。この城、小型ですが、堀切、畝状竪堀がよく残っており、今回の木々伐採ではっきり見えるときに訪城できたのはラッキーでした。

登り口
歴史

詳細は不明です。飯田城の支城とも考えられますが、天正四年(1576年)〜天正七年頃の上杉謙信の能登侵攻の際に上杉勢に改修されたと考えられます。

     畝状竪堀       畝状竪堀のある斜面
城跡からの眺望
  
尾根の堀切を上から      主郭前の堀切・土橋
主郭前の堀切・土橋
主郭前の堀切からの竪堀     主郭前の堀切・土橋を上から
主郭
主郭切岸と主郭背後の堀切を横から
主郭背後の堀切     見張りの郭?
畝状竪堀
畝状竪堀
主郭前の堀切からの竪堀を下から
主郭前の堀切からの竪堀と主郭遠望

近くの城・関連の城:飯田城 正院川尻城

          

見附島(軍艦島)