若狭 小村城



ファイルNo3593


               主郭西下堀切             

@ こむらじょう 
  別名  

A住所:小浜市上田(かみだ)
B目標地点:中名田小
C形式:山城  D比高:140m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・竪堀・土塁・石積み?・説明板
G時代/人物:戦国期/粟屋氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2019年09月

  

道案内     ←登り口

国道27号線の湯岡橋東詰の信号から国道162号線に入ります。南川沿いを進み、5.5km先、小浜市総合運動場を越え、奥田縄川を越えて100m先で国道は右カーブですが、斜め左に集落の案内標識と大塩城(入口)の案内のある路地がありますが、国道を進みます。 大塩城入口のところからさらに約9km先、中名田児童館前の信号で右折します。約4km先右手が中名田小学校で、そこから左の田村川沿いに約1.2km先、二つ目の橋を左折し、約200m先に登り口の案内板があります。

訪城備忘録

上田と書いて「かみだ」と呼ぶみたいです。上田集落の二本目の橋を渡るとすぐに登城道の案内板があります。ここから山に入るとネットがあり、このネットをくぐって斜め左に登り、そのまま細いつづらの道を比高で130mほど登って行きます。愛宕神社の参道ですから道は細いですがしっかりした道です。山頂に近づくと段郭の地形が左右に現れ、特に左手のふたつはわりと大きなものです。道は主郭手前で左手に大きく曲がるところの右手に竪堀が見られます。登城道を登りきると主郭下です。右手に石が散乱しています。左に回り込んで上に行くと山頂で愛宕神社があり、ここか主郭です。西側に石積みの池跡、その先の斜面は石が散乱してます。城からのものか神社のものか定かでは無いです。斜面は比高で10mほど降ります。大きな堀切です。これを越えると西の郭で土塁が巡っている郭です。西の郭の西斜面には三条の竪堀状があります。これは遺構だろうか?? この斜面下にも明確な堀切があります。この二つの堀切、西の郭の土塁は見る価値がありますね。主郭に戻り、登城道を少し降りたところで左手に入ると東の郭です。主郭側の切岸が高いです。土塁は無いのですがわりと広い郭です。郭の東側尾根に堀切があります。その先は資料では小さな段郭群になっているようですが草木が多く判別しにくいです。

http://info.pref.fukui.jp/bunka/bunkazai/maizou/index.html 福井県埋蔵文化財地図
http://info.pref.fukui.jp/bunka/bunkazai/maizou/tizu/59d.html 福井県埋蔵文化財地図 小村城

登城口説明板
歴史

築城時期は定かではないようですが、永正年間(1504〜21年)〜天文七年(1538年)に若狭守護武田氏の家臣である粟屋右京亮元隆が在城したとされます。その後、粟屋氏のあとには青井氏が城主であったとされます。

西の郭土塁     西端の堀切
主郭説明板より
主郭からの眺望@
城跡遠望
  
登城道途中から    登城道脇の段郭
登城道脇の竪堀        主郭
池跡
池跡斜面(石積み痕跡?)
主郭西下堀切 上から
主郭西下堀切
主郭西下堀切
西の郭と土塁
西の郭と土塁
          西の郭端    西の郭西斜面の三条の畝堀状
西の郭と土塁
西の郭西斜面の畝堀状
西端の堀切
西端の堀切
主郭からの眺望A
東の郭の切岸
東の尾根の堀切
東の尾根の堀切

近くの城・関連の城:谷小屋城 大塩城 後瀬山城