越前 金山城



ファイルNo3473


                  二の郭内桝形虎口の土塁          

@ かなやまじょう 
  別名 

A住所:敦賀市関
B目標地点:リサイクルセンタ・関入口バス停
C形式:山城  D比高:120m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・竪堀・堀?
G時代/人物:戦国期/朝倉氏?
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  麓より20分

J撮影・訪問時期:2018年11月

  

道案内 

北陸高速道敦賀インタを下り、料金所を超えて左側に下り8号線バイパスに入ります。約2Km先の岡山1の信号で直進し国道27号線(金山バイパス)に進みます。約2Km先の西野神の信号で左折し県道225号線(国道27号線旧道)を進みます。約4.5km先、関のバス停の右手山側にリサイクルセンターの入口があります。ここの進入路は立ち入り禁止ですが、この進入路の右手尾根上をひたすら登って行くと城跡です。
 
訪城備忘録

リサイクルセンタの進入禁止と書かれたゲ−トがあります。この右手の崖をよじ登って尾根側を進みます。(ゲートを越えて5mほどの右手に登りやすいところがありますので、すいませんがそこまでは入れていただいて行った方が安全ですね) 

尾根は最初の部分は藪・倒木が多いです。途中から古道が現れ、塹壕のようなつづら道があります。途中、一騎駆けのような細い尾根を越えていきます。ここの手前右手は少し小高くなってますので、往時の番所だったりして・・・^^; さらに登って行きますと二の郭手前の道に大石が左右平行にふたつ並んでるところがあります。往時の大手門だったりして・・・。^^; ここを越えると二の郭です。

二の郭虎口は土塁で築かれたしっかりとした内桝形虎口で虎口前は小郭があり、斜面に竪堀も確認できます。二の郭の内桝形を左に折れて郭内に入ります。周囲をしっかりとした土塁が巡ります。南斜面には腰郭のような小郭もありました。北側虎口を出ると藪の中を越えていきますと主郭です。ここも桝形虎口になってる感じですが藪でよくわかりません。主郭には小さな祠があり、こちらも周囲を土塁が巡ってます。南側土塁に石列が確認できますが、これは後世のものでしょうかね^^; 主郭の北側下に三の郭があります。こちらも土塁が巡り、西側と北側に虎口があります。北側下に四の郭もあるようですが藪で断念です。なかなか技巧的な城跡でした。織豊城郭的にも見えますし、朝倉氏の城郭にも見えます。

 
登城口より城跡遠望
歴史

築城時期、築城者が定かではないようです。永禄六年(1563年)から永禄十一年(1568年)までの朝倉氏による国吉城攻めの間に朝倉氏方が築城したと言われていますが、織田氏の元亀元年(1570年)の越前攻めの頃に朝倉氏方が築城したという説もあるようです。

二の郭と土塁
二の郭と土塁
地理院地図を加工
  
二の郭虎口前と虎口土塁    二の郭虎口前斜面竪堀
二の郭
主郭      主郭土塁
三の郭
三の郭と土塁       三の郭虎口と土塁
主郭の読めない石碑    主郭土塁端の石列
一騎駆けのような道 登城道      二の郭手前(大石二個が並ぶ)

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