近江/ 丸山城



ファイルNo2988

元亀動乱時、佐和山城を攻めた織田氏の付け城4つの1つ

                        城跡遠望(中央右鉄塔あたり)

@ まるやまじょう 
  別名 丹羽砦 

A住所:彦根市小野町〜鳥居本町
B目標地点:
C形式:山城  D比高:120m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・竪堀
G時代/人物:戦国期/丹羽氏
H満足度: 凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2015年08月

  

道案内 ←城跡   ←登り口  ←登城中間点

名神高速彦根インタを下り、原町の信号を右折して国道306号線に入り国道8号線に向かいます。外町の信号で右折し、国道8号線に入り米原を目指します。1.3km先の佐和山トンネルを越えてすぐ斜め右に入り県道239号線に入ります。約800mで東海道新幹線のガードをくぐり、300m先で左折、100m先を右折し、200m先が名神高速道路のガードです。これをくぐってすぐに右折し、車はここに停め、高速道沿いを少し進みそのまま山道を入ります。すぐに神社があり、この神社の右手の山道を進み1本目の鉄塔まで進みます。鉄塔の裏を下ります。ここは道になっていません。谷までいったんおり、再び登ると尾根下の道に出ます。(この道で来ることもできるのですが、山へ侵入口が判りません。 この辺に出ます。) 道を右手にとって、2本目の鉄塔の下あたりの斜面道を進みますと3本目の鉄塔に至ります。ここから4本目の鉄塔に向かって進むと城跡です。

訪城備忘録

城跡は小野町にありますが、小野町の谷間(畑地)からは立ち入り禁止です。 名神高速のガードのひとつから鉄塔の管理道があるのでしょうが見つけられませんでした。そこで、道案内の如く、遠回りですが鳥居本町側から登ります。神社の右手から1番目の鉄塔まではいいんですが、鉄塔先からいったん下り、再度尾根に登るまではやや藪藪の道がない状態のところを進みますが、さほどの高低差ではありません。城跡までU字で進む感じです。 2番目の尾根にも鉄塔管理用の道があり、鳥居本町側に繋がっていますが、麓近くで道が判らなくなり、民家の玄関横にでてしまいました。さて、先ほどの道を右手の西方向に進みます。2本目の鉄塔下斜面の道を進みます。道は3本目の鉄塔まで続きます。3本目の鉄塔から北に方向を変えます。 目の前の次のピークが城跡です。 この辺から小野町と鳥居本町を隔てるフェンスが長く続きます。城域もフェンスで仕切られた状態です。 城域は雑草も多く、遺構は明瞭とは言えません。 どちらにしても、佐和山からは少し距離があり、尾根で繋がっているわけでもないので、物生山城ほどの緊張感もなかったでしょうからそう厳重な防御施設は要らなかったんだとは思います。 主郭を中心に両斜面に段郭らしき甘い削平地が何段かあります。西側斜面の郭はU字に土塁があるような感じです。西斜面の北側に1条竪堀がありますが、なにか唐突な感じです。この西斜面の道を下りて行くと名神高速のガードのどこかに出られるのかもしれませんが、フェンスがあると厭なので、下りませんでした。 4番目の鉄塔あたりも出郭かもしれませんが、そこまでの間が藪がきついのでやめときました。 あまり城跡と言う感じがしないところでした。

城跡を裏手から遠望
歴史

織田勢が元亀年間(1570年頃)に佐和山城の磯野氏を攻めるための砦として構築しらたもので史料には丹羽長秀が守備したあるようです。

主郭虎口?        主郭
鉄塔の左手が城跡         佐和山遠望
  
斜面にある土塁に囲まれた郭     土塁               
  竪堀            斜面下から主郭方向
城跡西側の眺望
城域から3本目の鉄塔方向

近くの城・関連の城:物生山城佐和山城