近江 朝宮城山城



ファイルNo2797


                            堀切

@ あさみやしろやまじょう 
  別名 赤松城 

A住所:甲賀市信楽町下朝宮
B目標地点:朝宮小
C形式:山城  D比高:60m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・土塁
G時代/人物:南北期/赤松氏?
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  登り口から10分

J撮影・訪問時期:2013年05月・2018年01月

  

道案内 ←城跡  ←登り口

新名神自動車道の信楽インタを下りると国道307号線です。国道を信楽中心部(枚方方面)へ進みます。17km先、京都府との県境近くまで行くと朝宮茶の産地の朝宮地区です。朝宮小学校の信号の400m手前(下朝宮に入ってすぐ)で国道の路肩が広くなっている箇所で右手はドライブイン兼用のお店、左が昔はお茶販売店であった建物があります。この営業していない建物の横に少し広い資材置き場風の箇所があり、この山側にNHKの中継所に登る細い道があります。ここから登ります。 2013年以降に城跡の標識が立てられました。その標識の裏手から今は登るようです。
 
訪城記録

意外にしっかりと遺構が残っていました。 登り口から10mも登るといったん緩斜面になります。その際は急坂を30mほど上る感じでですが、左手に迂回しながら登ることも可能です。登りきると中継所でここもすでに郭であり、西側下に明瞭な堀切が残っています。左手に進むと浅い堀切を越えて細長い郭の先に一段高くなった主郭があります。南側に低い土塁、その先に堀切が残っていました。 

城山遠望
歴史

詳細不明です。南北朝期に赤松氏が陣したという説もあるようです。南北朝期、この地は鶴見氏が領し、近くに朝宮城があります。朝宮城は古い感じの城跡ですが、朝宮城山城は戦国期の遺構とは思われます。戦国期、鶴見氏を駆逐した多羅尾氏が領したこともあり、多羅尾氏系の城と考えられます。

西の堀切                 主郭
主郭下堀切          副郭から主郭の切岸
  
麓の城址碑

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