近江/ 別所山砦



ファイルNo1801

    主郭と土塁  

@  べっしょやまとりで
  別名  

A住所:長浜市余呉町小谷
    旧:伊香郡余呉町小谷

B目標地点:
C形式:山城  D比高:250m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀・土塁・土橋
G時代/人物: 戦国期/柴田氏方陣城(前田利家)
H満足度: 凸凸

I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  林道中腹の登城口から5分

   麓(毛受兄弟の墓)から2kmー60分
J撮影・訪問時期:2007年11月・2017年01月
            2019年11月

  

道案内 

自動車道木之本インタを下り、国道8号線を横切り国道365号線に入ります。約6Km先で余呉町役場で、そこより2.5Km先の国道沿い左側の史跡案内板から、さらに2.1Km先の小谷地区で左折し、橋を渡り林道に入ります。国道そばに黒い説明板が立っています。林道に入ってすぐは、両側の草木も迫り、わだちも深くて悪路という感じですが、少し進むとわりと綺麗な林道です。数箇所窪みの深いのがある程度です。ただ、道は細く、万一、対向車が来るとすれ違うのは往生しそうです。国道の林道入口から中腹までは3.2km、比高で200mほど登ります。中腹地点に大きな登り口の案内板があります。林道は登り口からもう少し進むと通行止めになってます。登り口から別所山砦までは比高50mです。<林道はさらに上に続いていますが、登城口からすぐの右カーブのところで進入禁止になっていました。>
あるいは、毛受兄弟の墓の所から徒歩で登れます。距離にして約1600mです。標識もあり、迷う事はないですね。

訪城備忘録

この砦は主郭を土塁が巡り、東・南に堀が巡っていて、西側に堀切があります。主郭は直径50mほどの楕円形で広いという印象です。南側には虎口も明瞭です。東の堀の先の尾根上も平坦地が続いていますが、熊笹で見えにくいですが、兵站地として南側に低い土塁がある感じです。
2017年1月、久しぶりに再訪しました。今回は麓より他の陣城(砦)を見ながら登ってきました。柴田氏方の砦は羽柴氏方の砦に比べ、玄蕃尾城は別格として、どの砦も簡素ですが、別所山砦はその点、しっかりとした土塁と堀が巡っているという印象ですが、寺跡の再利用とされるとの事でそうかなという感じです。

2019年11月に再訪しました。紅葉が綺麗です。

主郭と説明板
歴史

元々は鎌倉期より別所山万福寺という寺があったようですが、戦国期に入り焼失したようです。天正十一年(1583年)の賎ケ岳の戦いの時の柴田方陣城で前田利家・利長親子の陣所でした。

虎口土橋から空堀
主郭と土塁
主郭東側土塁と空堀
現地案内板より
砦下
砦下
主郭外から
主郭南側土塁と堀
主郭
主郭土塁
主郭東の土塁と堀
空堀を上から
西側空堀
   砦下斜面                     主郭内・後方行市山  
           西側空堀      行市山への尾根道側の堀と土塁
  

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