近江 / 笹山城



ファイルNo0844


                  虎口と説明板  

@ ささやまじょう 
  別名 篠山城

A住所:甲賀市甲賀町鳥居野
      旧:甲賀郡甲賀町 
B目標地点:大鳥神社の東400m

C形式:平城  D比高:−−m 
E現況:雑木林・畑地

F遺構等:土塁・堀・説明板
G時代/人物: 戦国期/笹山氏 
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  1分

J撮影・訪問時期:2000年01月・2001年09月
            2018年05月

  

道案内 

国道1号線で湖南市(旧甲西町)方面から来ると、西名阪という信号の50m先の信号で右折し甲賀水口中心部に入ります。県道549号線を進みすぐの本綾野の信号で右折して水口町市街地(現:甲賀市)を抜けます。近江鉄道を越えて600m先の内貴橋北の信号で右折し、県道122号線(旧:国道307号線)に入ります。道なりに1.5Km先の三大寺北の信号で県道4号線と合流し進みます。庚申口の信号で国道307号線を横切りさらに県道4号線を進みます。庚申口の信号より約9Km先、大原市場の信号で左折し、県道24号線に入ります。800m先の県道126号線との分岐の相模の信号は斜め右方向で県道24号線をそのまま進みます。600m先の左は大鳥神社参道、県道をさらに100m先は鳥居野の交差点で県道24号線は左折ですが、直進して県道129号線に入ります。交差点より200m先で左折し、路地に入ります。400m先左手が城跡です。 

<あるいは国道1号線より県道126号線から佐山小学校で県道127号線に入り2.5Km先で県道24号線に右折し2.5Km先が鳥居野の交差点です。>

 
訪城備忘録

周囲を高さ3mほどの土塁が巡り西側には堀も残ります。数ある甲賀の城の中でも説明板が設置してある城跡は少ないですがここは虎口に説明板があります。以前は郭内は荒れ放題で土塁も堀も深い草木に覆われ主郭内も藪状態でしたが、北側が伐採されやや見やすくなってました。

堀跡
歴史

大原氏一族の笹山氏の居城です。笹山氏は当初は現在大鳥神社がある場所に居城していましたが、新城として当城を慶長年間に築かれたと伝えられます。慶長五年(1600年)に徳川家康が上杉景勝討伐のために石部に宿泊していた際、笹山(理兵衛)景春は家康に水口(岡山)城の長束正家が策略を巡らしていることを告げ、家康と鈴鹿峠まで同行しました。景春は鳥井元忠の家臣として伏見城で西軍に攻められ討死したとされます。 <鳥井元忠はこの城の近くの鳥居野城の鳥居氏の子孫とされるようです。> 笹山氏は江戸期(笹山甚吉郎の陣屋)は当地の代官として続きました。 < 現地案内板より 加筆>

東側虎口
西側虎口(後世の造作?)と土塁
北側の土塁
  

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