近江/ 枝折城



ファイルNo0808

                           北の堀切 

@ しおりじょう 
  別名 土肥城

A住所:米原市枝折
     旧:坂田郡米原町
B目標地点:善覚寺・林蔵坊

C形式:山城  D比高:110m 
E現況:山林

F遺構等:土塁・堀切・説明板
G時代/人物: 鎌倉期/土肥氏
H満足度:
凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分


J撮影・訪問時期:
2003年10月・2018年06月

  

道案内 ←城跡    ←林蔵坊

名神高速米原インタから国道21号線を大垣方面に向かい、醒ヶ井駅前の信号で右折し、すぐまた右手方向の県道に入り、高速のガードをくぐり、醒ヶ井小学校を越え小さな橋を渡り、すぐを左折し川沿いの道を進みます。枝折地区入り口右手に集落駐車場(北駐車場)があります。ここに車は停めます。集落内右手(南側)の正福寺を目指します。その横に林蔵坊がありますので、ここに入ります。(なお、枝折集落内は道が狭いので注意してください。)
 
訪城備忘録

集落の手前に車を停め、林蔵坊に入ります。苔むした境内を進むと左手に本堂がありますが、その逆の右に行きます。10mほどで左手、山に向かう階段があります。ここを登り、さらに10mほどで左に朽ちた木の階段が3段ほどあります。ここを進みます苔むした斜面を進むと道が現れます。ここを進むと尾根まで登れます。(先ほどの最初の階段をそのまま登っていくとやはり尾根に出ます。<比高で50m登る>尾根は左手進みます。) 尾根に登ったところは浅い切通のようになっていて、「林蔵坊=土肥城址=造座地蔵」の案内標識があります。<比高で寺から40m> 左手へ高圧鉄塔を目指します。高圧鉄塔の右手を奥に進みます。また浅い切通のような窪みがあります。目の前の斜面を登ります。つづら道が付いています。比高で60mほど登ると平虎口のような両側土塁の至ります。中は小郭程度の平坦地になってます。これは遺構か? この後ろをさらに比高10m(距離で50m程度)登りますと北側の堀切に到達します。主要部には堀切を通り左手から虎口への通路があり、ここを進みます。主要部に登ると三段の郭が並び主郭奥は櫓台になっています。主郭背後には南の堀切があり、これも明瞭です。主郭内は東側に土塁が延びていて側面に石積み痕跡があります。主要部西斜面は結構今も急な斜面です。この城は往時も北の堀切を通って東側に回り込んで虎口から入るという構造だったんでしょ。この城は2018年再訪だったんですが場所を失念していて3度目の挑戦でたどり着きました。自分のページの記述が当てにならん^^; 比高60mと書いていたけど比高は100mほどもありました。また、前回訪城時は小雨交じりの天気でしたが、かまわず登りました。ところが、山ヒル4匹ほどに食らいつかれました。山ヒルはGパンをも通してきたのか、とにかく血だらけになり止まりません。山ヒルには血液が固まらない分泌液があるようです。傷跡は1ケ月ほど直りませんでした。(泣) この辺は山ヒルが多いんで雨上がりとかは注意してください。

切通の標識
歴史

土肥六郎左衛門実勝の居城と伝えられます。実勝は源頼朝の家臣土肥次郎実遠の末裔とのことです。足利尊氏に従い近江・美濃の平定に功があったとの事です。 <現地案内板より>

主郭から櫓台     南の堀切
林蔵坊
尾根の切通りへの道
   
尾根の虎口形状
尾根先端将虎口形状内小郭         虎口形状を内から
北の堀切
北の堀切
虎口を東斜面から    虎口を郭内から
三の郭から      土塁
主郭と櫓台
主郭櫓台    主郭土塁
主郭土塁      主郭下南西尾根
南の堀切
     説明板現状       西側斜面ーけっこう急斜面
2003年訪城写真
2003年当時         今はない集落内掲示板
主郭
北の堀切    南の堀切

近くの城・関連の城:鎌刃城 ※