加賀 切山城



ファイルNo2972

加越国境の城。 佐々氏側の松根城に対峙した前田氏側の城です。

 馬出から土橋越しの主郭

 きりやまじょう 
  別名 
A住所:金沢市桐山町 
B目標地点: 
C形式:山城  D比高:70m 
E現況:山林 

F遺構等:郭・土塁・堀切・竪堀・虎口・土橋
G時代/人物:戦国期/前田氏(不破氏)
H満足度: 凸凸

I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  
  

J撮影・訪問時期:
2015年06月・2018年11月
            2019年05月

  

道案内 ←城跡  ←新登城口  

北陸自動車道森本インタを下り、国道304号線に右折します。約4km先、国道359ぐ線と国道304号線の交差点の宮野町の信号を富山県側に直進します。約2.2km先、加賀高坂のバス停手前で左折します。100m先を右折、さらに200m先を左折し北陸自動車道のガートを越えます。約1km先、道がやや右カーブのところの左側に林道の入口があります。林道名はオトシの坂道と書かれてます。この林道入り口にはロープが張られていますが、フックタイプで鍵はないです。この林道の急坂を登ります。乗用車でも登れると思います。600m先左手に説明板があり、城跡は反対側前方の丘の上です。

旧の登城道
宮野町の信号から100mほどで左手が集落で左折します。集落の本通で左折してすぐ右折して進みますが、左折してすぐまた左折し、コンクリードの道に入り、すぐに右折しコンクリート道を登ります。道は右手方向に曲がり進み、何軒かの民家を抜けると道は左カーブになり北陸自動車道を橋で渡ります。ここから城跡んで約700mです。そのままアスファルトの林道を1kmほど進むと道はY字で分岐しますが、右手方向に進みます。2kmほどアスファルトの林道を進むとアスファルト道から地道に変わります。このアルファルトの切れ目から50mほど戻ったところに登城道が有、もう段郭が見えています。 林道は軽四でもぎりぎりという感じの道です。木の枝が林道に張り出している箇所が多いため普通乗用車で乗り入れはやめた方がいいです。 (なお、林道は地元の方々の道のようで、一般の方の侵入は制限されています)
 
訪城備忘録

2011年に発掘調査と現地説明会があったようで、その写真を見ると綺麗に伐採された遺構抜群やったんで2015年に期待して行ったんですが草ぼうぼうの藪状態でした。その後、国史跡となり、整備されたと聞いたので2018年に再訪しました。城跡は、松根城に通じる小原道を城内に取り込んだ形態で、道は主郭の東側から南西に延びています。主郭は街道の上にあり、主郭周囲を土塁が巡り、南側に空堀で隔て土橋が架かった馬出があり、西側に外枡形虎口を有します。主郭から虎口に出たら右手にスロープ状に下り、左に曲がりさらに下にもう一つの桝形虎口があります。主郭北側下から東側へ広い郭があり、南側の馬出下まで廻っています。主郭の北側には土橋で繋がった土塁で囲まれた副郭があります。主郭下、堀切の尾根先にも堀切があります。

2019年5月に再再訪しました。 主郭でカモシカに出会いましたが、逃げない^^; 
説明板
歴史

佐々成政との加越緊張の際の天正十二年(1584年)に前田利家が築城し、家臣の不破彦三が守り、佐々方の松根城に対峙したとされます。

主郭下の外桝形虎口      主郭と土塁
説明板よりイラスト図(少しほけてます^^;)
林道から説明板と城跡遠望
地理院地図を加工
馬出切岸
北側郭
主郭切岸
北側郭
北側虎口
北側虎口
主郭外桝形
主郭外桝形
主郭外桝形
尾根の堀切
尾根の堀切
主郭
主郭土塁
主郭とカモシカ
主郭とカモシカ
主郭とカモシカ
主郭土塁
主郭と土塁
主郭
主郭から馬出(土橋)
主郭から馬出への土橋・堀
主郭から馬出への土橋・堀
  
林道登り口         林道登り口横の眺望
主郭外桝形虎口のスロープ(2015年)
尾根の堀切   2015年   堀切面の土塁

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