加賀 / 荒山城



ファイルNo1746

途中断念の城 佐々、前田の緊張時に築かれた城跡。土の城ながら織豊期の最高峰の縄張りが残るよう

                          城跡遠望  

@ あらやまじょう 
  別名 

A住所:金沢市荒山町 
B目標地点:医王ダム 
C形式:山城  D比高:90m 
E現況:山林 

F遺構等:郭・土塁・堀切・虎口・櫓台 
G時代/人物:戦国期/佐々氏
H満足度: 途中断念
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  −−

J撮影・訪問時期:2007年08月

  
両鉄塔の間の尾根上が城址

【道案内】 

北陸自動車道金沢森本インタを下り、左折して国道304号線に入ります。5.5Km先の古尾谷の信号で右折し県道211号線に入ります。6Km先で左折し県道27号線に入ります。2Km先が二俣トンネル(隧道)です。右手に医王ダムがあります。トンネルを越えて左側斜面に送電線が見えます。この上が城跡です。後で地図を見直しと、城跡に行くには、トンネルからさらに県道を1.2Km進んだ荒山集落のはずれで左折しすぐの右手貯水池のところを左折したところから山に向かい、尾根上に旧小俣道が続いているようです。尾根上を800mほど進んだところが城跡のようです。
 


【現況・訪城記録】

県道から左側尾根上を見上げるも、斜面途中で新道とトンネル工事をやっていて立ち入りしにくい状況です。登城口が見当たらず、真夏の炎天下で、直登するには藪がきつそうであえなく断念しました。資料では、城の東側下の街道(小俣道)を監視し、加賀に対する戦闘の城として、この時期の土塁の城としては最高水準とされるとのことです。城域の西側中央を主郭に、主郭南側の内枡形を出て屈曲しながら北側の外枡形に通じる導線、主郭の南側にはところどころに屈曲のある段郭群、その南には大きな堀切で完全に遮断しているようです。さらに、街道の東には広い平坦地をあり、ここも南側に大きな堀切がありますが、この広い郭は兵站のためと考えられるようです。
この城は見応えがありそうな城です。期待度凸凸+

【歴史】

築城時期・築城者は不明で、最初は土豪の城であったと考えられます。しかし、佐々成政と前田利家との加越緊張の際の天正十一年(1584年)に佐々方が大改修したと考えられます。

  
  
  
  
現地案内板より(中央右端/荒山城)
  
  

近くの城・関連の城:田島城