美濃 横井城



ファイルNo3668


            西端の堀切                

@ よこいじょう 
  別名  

A住所:郡上市和良町宮地
    旧:郡上郡和良村

B目標地点:横野公民館
C形式:山城  D比高:220m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・標識
G時代/人物:戦国期/??氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  横野公民館から35分

J撮影・訪問時期:2020年08月

  

道案内 ←城跡  ←登り口

東海北陸道の郡上八幡インタで下り、国道156号線を郡上八幡市街方面へ進みます。約600m先の城南の信号で左折し国道256号線に入ります。約1.5Km先の右手の市役所を通り過ぎ、八幡大橋南の信号で斜め右を進みます。堀越峠を越えて、約21km先、道の駅和良の入口500m手前、横野バス停付近で右折し橋を越え、鬼谷川を渡ります。 橋の右横に横野公民館があります。土手沿いに左手に歩いていき、獣フェンスを越え、300mほど行った右手に登り道という標識が見えます。ここから奥に入ると「横井城跡及び横井城跡付馬場」という標識があり、ここから塹壕のような道を登ります。つづら道を登ると尾根先端の中継局の建物に至ります。その背後の尾根道を進み、道はやや右手に進みますが、正面の斜面を登ると城跡です。 なお、和良町和良川キャンプ城の奥、橋を渡ったところの右手の祠のところから東斜面を登って行く(途中右折れし斜面を登る)と城跡ですが、、こちらはあまり推奨できません。

訪城備忘録

塹壕のようなつづれ道を登って行きます。この道は近世の道なのか往時の道なのか? りっぱな土塁を伴う道です。城域には北側から入りました。主郭の下には長い帯郭があります。その上が主郭ですがこれがまた非常に長くて大きい。ただ、削平は不完全です。主郭の尾根西側端はやや盛り上げっており、櫓台でしょうか。この下、段郭があって、その先に明瞭な堀切があります。堀切の先、山頂部付近に広い平坦地があってこれを馬場と言うらしいですが、行きませんでした。主郭を東側へ行きます。主郭の南側下にも長い帯郭があります。主郭中央に2019年、どなたか置かれたのか「横井城城跡 敵は眼下に有り」という標識が立ってました。主郭東端の切岸下はやや横堀状になってます。幅の広い鞍部的なところの先に東郭があります。こちらも削平は甘い感じです。この日、帰りは東尾根を下りて行き、キャンプ場に下りたんですが、こちらはあまりお勧めできませんね。この城、郭は広いんですが削平が甘く、防御も西側の堀切だけが明瞭ですが、あとは不明瞭と言うか・・・。不完全な城のように感じます。なお、某有名サイトなんかはここを比高110mと記載されてましたが、少なくとも比高は210mはありますので、気を付けてください。

麓、登り口の標識
歴史

詳細は不明です。川を挟んだ反対側の山には野尻城と境城があり、こちらは元々は和良氏の城で、後に遠藤氏の城になっています。横井城は築城者として斎藤氏、遠藤氏、稲葉氏の名前もあるようですが、在地勢力の和良氏を含め、城史としてははっきりしませんが、境城は行ってないので断言はできませんが、縄張り的に境城と横井城はよく似てる気がしますが、いかがでしょう?

主郭と標識
東の郭から主郭を見る
国土地理院地図より
道の駅から城跡遠望
  
北側帯郭
主郭北切岸 主郭西側櫓台
西段郭    西端堀切
西端堀切
西端堀切
主郭
東端切岸と横堀状
東郭
主郭東南端切岸と横堀状
主郭東端全景
北集落から城跡遠望

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