美濃 / 阿千葉城



ファイルNo0439


                 主郭下石垣   

@ あちばじょう 
  別名  −−−−−

A住所:郡上市大和町剣
   旧:郡上郡大和町

B目標地点:
C形式:山城  D比高:80m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・石垣・堀・竪堀・石碑・説明板
G時代/人物: 鎌倉期/東氏
H満足度:
凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  麓説明板のところより10分


J撮影・訪問時期:2003年07月・2015年04月

  

道案内  

東海北陸自動車道のぎふ大和インタを下りて右折して国道156号線へ向かいます。800m先で左折して国道156号線に入り、白鳥・荘川方面に進みます。7Km先の道沿い右手に阿千葉城の標柱と案内板がありますのでここより登ります。

訪城備忘録

登城道を登りきると主郭と二の郭の間に至ります。虎口があり、そこに僅かに石垣があります。(この石垣は城のものから疑問です。) この石垣の残るところの北側には郭とそこより北に伸びる竪堀のような溝が続きます。この先に浅い堀切が2条と自然地形の谷の堀切が横切っています。なんの構築なのかよくわかりません。主郭は東側に土塁が残り、その上に城址碑が立っています。登り口にある説明板の縄張り図ですが、実際の遺構とはずいぶん違うように感じます。見学の際には注意してください。

主郭の城址碑
歴史

東氏は千葉氏の一族です。承久の乱で戦功のあった東胤行が山田庄を加増され、子の行氏が貞応二年(1222年)に阿千葉城を築城し本城としました。時常・氏村と続きますが、氏村が正和元年(1312年)頃に篠脇城を築いて本城とし移りました。この時に阿千葉城は廃城になったという史料もあるようですが、遺構からしてその後も使用されたと推測され、完全な廃城は定かではありません。

主郭下郭 
  
現地説明板より(実際の遺構とは違うように感じます)    麓の説明板          
上が主郭、一段下が二の郭    城域端の自然地形的堀切
   尾根上の堀切        二の郭から延びる竪堀状

近くの城・関連の城: 篠脇城 ※