信濃       塩田城    

                                                                              ファイルNo0416     

              居館跡城址碑

@ しおたじょう 
  別名  −−−−−

A住所:上田市前山 
B目標地点:前山寺
C形式:山城  D比高:100m 
E現況:畑地・山林

F遺構等:堀・土塁・石垣・井戸・石碑・説明板
G時代/人物:鎌倉〜戦国期/北条氏〜村上氏〜武田氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  10分

J撮影・訪問時期:2002年07月

虎ノ口石垣


【道案内】

上田市中心部より国道143号線で千曲川を越え、上田原の赤坂の信号で左折し県道65号線に入ります。(県道65号線は有料道路経由国道254号線丸子町から松本市内に抜けられます。)赤坂の信号から約5Km先の古安曽の信号の先で右折し県道82号線に入ります。曲がってから1.5Km先左手に手洗池があり、ここを過ぎて200m程のところを左折して前山寺を目指します。前山寺前を過ぎて神戸川を越えてすぐを左折して山麓まで行きます。


【訪城備忘録】

夏場の訪城であったので草木で見にくいですが、山腹の「虎ノ口」と呼ばれるところには土塁・石垣で方形に囲まれた郭があり、その手前の登城道側面にも石垣が認められます。また虎ノ口下には石垣で囲まれた井戸跡も残ります。麓には居館跡と言われる広大な平坦地があります。 (虎ノ口は名前の通り虎口なんでしょうが、この中腹が主郭と思いますが、違いのかな・・・。)

石垣

【歴史】

建治三年(1277年)に鎌倉北条氏の一族の北条義政がこの地に移り館を構えたことから始まります。義政−国時−俊時と三代約60年続きましたが、元弘三年(1333年)鎌倉幕府とともに滅亡しました。戦国期に入り村上氏がこの地を領して塩田城には福沢氏を配して統治させましたが、天文二十二年(1553年)に武田信玄に攻められ落城しました。信玄は飯富氏などを配してこの城を守らせました。天正十年(1582年)に武田氏が滅亡した後は真田氏が上田城を築くまで(天正十三年(1585年)完成)この地方の中心地として機能しました。

     近くの城・関連の城:吉沢城 上田城

     

居館跡

 

現地案内板より