大和/ 中家住宅



ファイルNo2670

美しい環濠の館

              中家住宅表門     

@ なかけじゅうたく 
  別名 窪田氏館、中氏館、窪田環濠 

A住所:生駒郡安堵町(あんど)窪田
B目標地点:
C形式:平城  D比高:−−m 
E現況:宅地・雑木林

F遺構等:郭・土塁・石垣・水堀
G時代/人物:室町期/窪田氏(中氏)
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  門前駐車場から1分

J撮影・訪問時期:2011年09月・2019年08月

  

道案内 

西名阪道の法隆寺インタを下り、県道5号線に右折します。2.8km先、法隆寺東の信号で右折し国道25号線に入ります。3.7km先の今国府町の信号で右折し、県道108号線に入ります。3km先の信号で右折し、500m先を左折、200m先を右折した先が駐車場です。
 
訪城備忘録

典型的な環濠の館です。現在もご子孫が居住され、内部見学には予約が必要です。(8/1〜8/31は夏季休館ですので注意、入館料500円) 重要文化財の主屋は元々江戸初期に建てられた武家形式の建物は幕末に農家形式に改築されているようです。居館の周りを内堀が巡り、門前の橋は跳ね橋構造で、武家の面影との事です。内堀周囲の石垣に切れたところがあり、ここは舟入との事です。内堀の外側、竹薮の外に外堀が巡ります。中氏住宅の隣は石田氏宅で、石田氏も中氏の一族との事で、石田氏の門には(伝)「多聞城の城門」が移築されています。
2019年再訪しましたが、石田家が荒れるだけ荒れてます。伝多聞城城門は朽ち落ちそうになってます。もうしばらくしたら倒壊するんでしょうね。

門から入ったところ主屋
歴史

元々、伊勢に居住して足立氏と称しましたが、足利尊氏に従い、大和に住して窪田氏を名乗り、この地に館を構えたとされます。後、南北朝時代に窪田中氏、さらに、中氏に改姓し、長く筒井氏に従ったとされます。筒井氏が伊賀に転封となるも、筒井氏には従わず帰農されたものです。

内堀
外堀
現地説明板より
表門
内掘と石垣と舟入
  
(伝)多聞城移築門(石田家)    移築門側水堀
伝移築門(2019年現状)
2019年現状

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