大和 出雲城



ファイルNo2286

         山側の堀切  

@ いずもじょう 
  別名 

A住所:桜井市出雲
B目標地点:十二柱神社・出雲集落背後の山
C形式:山城  D比高:60m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀切・竪堀
G時代/人物:戦国期?/−−
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  神社から20分

J撮影・訪問時期:2009年10月

  

道案内 

西名阪道の天理インタを下り、国道169号線を南下します。21km先の阿部の信号で左折し国道165号線(初瀬街道)に入ります。3km先は国道166号線との分岐の外山の信号です。外山の信号から3.5km先、出雲集落への斜め左への細い道がありますので、ここに入ります。<行き過ぎると200m先は出雲のバス停です> 400m進むと十二柱神社の石柱があり、ここで左折すると神社横に神社用の数台の無料駐車場があります。ここに車を停めさせていただいて、駐車場前の路地を東に行き、50m先で左折し北へ登ります。出雲集落の背後をさらに登っていくと左手に神社鳥居、さらに登ると左手に共同墓地の地蔵堂があり、この右手の山が城跡です。

訪城備忘録

明瞭な道はないようです。地蔵堂手前の右手田畑・田畑を見ると、トタンでのフェンスが山すそを巡っています。このフェンス沿いに山すそを南下まで行くと尾根先端に登れる細い道があります。ここから登るのが一番いいようですが、分かりにくい場合は地蔵堂を越えてもう少し登ると右手に黒い小さな小屋が建っています。この付近から山に取り付くと北側の堀切にすぐにいけます。ただ、草が多く、おまけに湿地になっていて、川もあるため足元には注意が必要です。さて、城跡ですが、史料には記録が無い城跡との事ですが、しっかりした縄張りであり、伐採された木が散乱はしていますが、遺構は明瞭に残っています。尾根先端と支尾根に郭は展開しています。主郭は三角に近い形で、一方が支尾根の段郭につながっています。支尾根の段郭は三段ほど連なっている感じです。主尾根先端は小さな堀切と帯郭に三日月の土塁があり、帯郭は主郭下の西側を巡っています。主郭は北側に三日月状に土塁があり、中心は大きく盛り上がり櫓台という感じです。主郭の北側に大きな三重堀切があり、尾根を完全に分断して城域を確保しています。一番外側の堀切は竪堀となって落ちていて大きさ深さともに見応えがあります。
なお、この城跡の近くに長谷寺があります。

十二柱神社そばから城跡遠望
歴史

詳細不明です。

尾根先端の土塁      主郭櫓台
尾根先端堀切       堀切から城内を見る
主郭背後の堀切    主郭下帯郭
   主郭内           主郭土塁と櫓台
長谷寺

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