相模 深見城



ファイルNo2345

            東虎口と櫓台如くの土塁    

@ ふかみじょう 
  別名 一ノ関城 

A住所:大和市深見
B目標地点:深見歴史の森
C形式:丘城  D比高:30m 
E現況:山林・畑地

F遺構等:郭・堀・土塁・説明板
G時代/人物:室町期/ーーー
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  説明板から5分

J撮影・訪問時期:2010年01月

  

道案内 

東名高速道路の町田インタを下り、国道16号線を相模原方面に出ます。300m先の東名入口で左折し国道246号線に入ります。2.5km先の山王東の信号で右折し、国道467号線に入ります。200m先の山王原の信号で国道は左折ですが、その手前に斜め戻り左に入り路地がありますので、ここに左折します。350m先まで路地を進んだ角に説明板があり、この裏手一帯が城跡です。
 
訪城備忘録

思った以上に遺構の残っている城跡でした。丘陵先端の主郭を巡る土塁がコの字に残っていますが、北側は崩落したものでしょう。往時は四方を巡っていたんでしょう。南側に土塁に沿って折れのある空堀があり、東西二箇所の虎口横には櫓台になろう高い土塁になっています。主郭に添った空堀の南側は東西二箇所の虎口の先に馬出しのような区画された郭がありますが、その郭を繋ぐ郭があってちょっと変わった構造です。さらに南側にも堀が巡っています。この堀は馬出のような二つの郭、その間の郭を区切るような折れを数箇所ある堀です。これは1400年前後の城の技法というより戦国の縄張りに感じます。

天竺坂の碑
歴史

築城時期、築城者は定かではないようです。発掘調査では14世紀の遺物が出土したようです。史料では宝徳年間(1449〜52年)に山田伊賀守経光が城主との説もあるようですが、発掘調査からすると時代が違うようです。

天竺坂と呼ばれる大空堀       主郭前の堀  
主郭前の堀と土塁      二重空堀
  
現地説明板より     外側の堀

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