丹後  大井城



ファイルNo3260

巨大な堀切が目を奪う、各郭なども大きい城郭

                           主郭西下の大堀切

@ おおいじょう 
  別名 壱分城 
A住所:京丹後市久美浜町大井
     旧:熊野郡久美浜町
B目標地点:泰平寺
C形式:山城  D比高:150m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀切・竪堀
G時代/人物:室町期/氏家氏?
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  30分

J撮影・訪問時期:2017年05月

  

道案内 ←城跡  ←登り口

舞鶴若狭自動車道の綾部ジャンクションから綾部宮津道路に入り、さらに宮津天橋立インタから宮津与謝道路に入り与謝天橋立インターで下り、左折し国道176号線に入ります。約3.2km先の石川の信号で斜め右へ国道312号線に入ります。約20km先、峰山町の長岡大橋で左折し国道312号線をそのまま進みます。約16km先、佐野たけだ橋の信号は国道482号線分岐点ですがそのまま直進です。約3.2km先の中の信号で右折し府道668号線に入ります。約5km先の左手が泰平寺です。

訪城備忘録

泰平寺の下の広場に駐車させていただき、来た道を少し戻ると山に向かってまっすぐに道が伸びています。ここに入ります。山に入りとすぐに林道はまっすぐ、その右に切通りのような箇所があり、そこに上がると山に向かって塹壕のような道?が伸びていますんで、ここへ登ります。途中から塹壕もなくなりますが、小郭の段郭のような平坦地が続きます。主要部の下まで来ると横堀状の地形とその横に虎口状の地形があり、ここをさらに登ります。最後の急坂をつづら状に登るんですが、石材があるように見えます。主郭下まで登ると幅のある副郭が主郭周囲を巡ります。その一段上が主郭で低い土塁が巡ります。主郭も副郭も造作が大きいという印象です。副郭の西側下を覗くと斜面下に巨大な堀切が見えます。あとでおりましたが、10m以上は下る感じです。北側の二段の段郭の切岸は高く鋭いです。これの先に規模はやや小さいですが、鋭い堀切が残ります。再度副郭に戻り西側下の堀切におります。堀切の先は自然地形で城外のようですが、城域側の斜面は本当に鋭くて高いです。

城跡遠景
歴史

築城時期、、築城者は定かではないようです。一色氏の家臣の城のようで、永禄〜天正年間には氏家大和守が城主という史料があるようです。また、牧左京進、上野治部太輔が城主ともあるようです。牧氏は天正十年(1582年)、細川藤孝の臣、松井康之に攻められ討死したと伝わるようです。一色氏は天正十年に滅亡しており、この時期に城も廃城になったんでしょうね。

主郭           北の堀切
  
塹壕の登り道          中腹の郭
主要部最初の横堀状
主要部を見上げる
主郭下の郭
主郭と土塁
主郭
西の大堀切を上から
北の段郭の切岸
北の堀切を上から
西の大堀切を横から
西の大堀切からの竪堀

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