山城/    大川原城



ファイルNo2973


                            主郭西下堀切

@ おおかはらじょう 
  別名  

A住所:相楽郡南山城村北大河原北垣内
B目標地点:春光寺
C形式:山城  D比高:80m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀切・竪堀
G時代/人物:戦国期/秋野氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2015年08月

  

道案内 

国道24号線から上狛四丁目の信号で国道163号線に入ります。約18km先、笠置町と南山城村の境付近の信号で国道は斜め左の新道(バイパス)になります。斜め右の府道82号線に入り、約2km先の南山城村役場を越えて200m先の信号で左折します。100m先を左折します。250m先正面が善光寺です。この西となりが国津神社でさらに道路を挟んで西下に公共の駐車場があります。
 
訪城備忘録

城域は関西本線を挟んで北側の山城になる区域と関西本線と旧国道163号線に挟まれた丘の上の居館部になります。善光寺の石段前の道を東に進みます。南山城村グランドの北側に公園があり、この公園を横切ると山裾に稲荷神社の鳥居が見えます。この周辺から尾根まで約30mを直登します。(道らしい痕跡もありますが) 尾根に登ると左手に進むと山城の区域です。最初に浅い堀切と土橋を確認できます。ここでやや斜め右手に登ると上の尾根の先端で、この南東側下にやや明瞭な堀切があります。先端郭から北側に進むと左手に大きな三日月状の郭があります。尾根をまっすぐ登ると右手方向に段郭、左手方向は主郭への尾根になります。左手へ三日月状の郭の背後上を歩いて行くと主郭(最高点)に至ります。この北側に堀切は1条残りますが、その先には国道のバイパスで大きく削られてしまい、2条目の堀切は消滅しています。主郭の西側にも堀切があり、これが一番明瞭です。堀切から竪堀沿いに谷に下りて行くと溜池のような池がありますが、これは後世のもののようです。 山城部分は三日月状の郭が一番大きく、全体的にはやや古い感じの縄張りに感じます。居館部分は関西本線と旧国道の間の丘になっている部分ですが、周囲が民家があり、丘の上も私有地として柵がされていますのであきらめましたが、関西本線近くに堀切が1条確認できます。

主郭から背後の山
歴史

築城時期、築城者は明瞭ではないようです。明応年間(1492〜1500年)に秋野忠勝が居城したとあるようです。

主郭北側の堀切       三日月状の郭
居館部のJR線そばの堀切           居館部の丘
  
最終の浅い堀切と土橋         尾根先端の郭
尾根先端東下の堀切
    三日月状の郭             三日月状の郭の尾根への道(土塁状)
         主郭            主郭北側堀切とその向こうがバイパス
堀切・竪堀を下から           谷の溜池
主郭西下堀切

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