山城/ 八瀬城



ファイルNo2962

見張りの城でちいさな城ですが、堀切・土塁は異常にりっぱです

         堀切と大土塁  

@ やせじょう 
  別名 

A住所:京都市左京区上高野西明寺山〜八瀬野瀬町
B目標地点:崇導神社
C形式:山城  D比高:80m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・土塁
G時代/人物:戦国期/佐竹氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  崇道神社から30分

J撮影・訪問時期:2015年04月

  

道案内 

京都白川通りを北に向かうと宝が池の付近で国道367号線と合流します。花園橋の信号で国道367号線は右折し、大原方面に向かいます。800m先で国道は橋を渡り川沿いに右手方向に進みます。 橋から500m左手に崇導神社の鳥居と説明板があります。ここに入り、神社本殿下まで行きます。その横から小野毛人の墓まで比高100メートル登ります。さらに、墓の背後を比高50メートル登り、尾根道に出ます。尾根道を右手に登っていきます。尾根道のまっすぐな登りを登りきった先の右手に少し平地な感じの場所があります。ここへ入り、急斜面な支尾根を比高50メートルほど降りたところです。この尾根道は10.11月は入山禁止です。また、国道のコンクリート壁のところの端から直登できるかもしれませんが。いずれにしても、尾根道からの入り口は標識もなく、斜面に道もないところを降りて行きますので、不安になります。

訪城備忘録

地形図を見ながら道なき急斜面を降りて行きます。道は無いとは言ってもなんとなく歩くことはできます。支尾根の両サイドは竪堀のようなU字の筋がいくつかありますが、遺構では当然無いでしょ。 斜面がややゆるやかになった先で唐突に大きな堀切が現れます。反対側には城の土塁(櫓台?)がそそりたってます。 城はこの大土塁を伴う郭と一段下がったところに小郭があるのみで、その先は急斜面になっています。 支尾根の先端で、郭の大きさも小さく、まさしく狼煙、見張りの城ですが、堀切・土塁は本当にびっくりするくらい大きいものでした。

国道から城跡遠望
歴史

八瀬城の向かいの山にある御蔭山城の支城と言われるようです。

堀切
郭              大土塁を郭内から
  
堀切を斜め上から
手前堀切・向こうは城の大土塁

近くの城・関連の城:御蔭山城・三宅八幡城・雲母坂城