越中 赤丸城



ファイルNo0041

明瞭な井戸が残ります。県下ではめずらしい畝状竪堀のある城

                            

@ あかまるじょう 
  別名 

A住所:高岡市福岡町舞谷<赤丸>
   旧:西砺波郡
福岡町舞谷 

B目標地点:舞谷集落の八幡神・こぶし荘 
C形式:山城  D比高:100m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・井戸・説明板 
G時代/人物:戦国期/中山氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  八幡神社から15分

J撮影・訪問時期:2004年08月

  
主郭の西の郭の井戸

【道案内】  ← 登城口の神社の位置

能越自動車道福岡インタを下り、新国道8号線に入り (または高岡市内より国道8号線を金沢方面に向かい)、新国道8号と旧国道8号の交差点(芹川東の信号)を新8号線へ進みます。 (ここで旧国道8号線は県道42号となっています)  小矢部川を越えた西中野の信号で右折し県道32号線に入ります。右折してから6Kmほど先の三日市の信号で左折し県道359号線に入ります。しばらく行くと社会福祉センターこぶし荘の看板がありますので、こぶし荘を目指します。こぶし荘へは最後左折し坂を登るのですが、左折しないで100mほど先の左に神社がありますので ここより登ります。なお、赤丸城の説明板はこぶし荘への進入路の坂の途中にあります。 (説明板のところからも城に行けるようですが夏場は草が伸びていて道が消えています。神社からをお勧めします。)



【訪城備忘録】

神社の本殿裏手より登り始めます。やや草の多い道を登ります。丸太の橋(小さいもの)を越えると山道はまっすぐと右へ登る道に分かれます。(まっすぐでも城には行けるようですが草木が伸びているため夏場は無理です) 右に登ると5分程度で尾根に出ます。尾根を左手方向に進むと鉄塔のところに出ます。ここの眺めはいいです。ここからさらに尾根をすすみます。山道が急になり登り詰めると小郭の削平地に出ます。堀切を越え、もう少し登ると主郭です。夏場では主郭は草が伸びてしまっています。この主郭を越えて進むと西に一段下がった郭(竹薮になってます)に井戸が明瞭に残っています。さらに主郭の南側に回り込むと南の郭と隔てる深い堀切があります。肉眼でははっきりとしますが、写真では草木が伸びているためもうひとつはっきりと撮れません。 さらに南の郭もはっきりとした堀切が2条ありますが、これも写真では草むら状態・・・。さらに、城の東斜面には畝状竪堀があるようです。これは富山県下でも数例しかない(現地案内板より)とのことですが、夏場の草木が茂り、明瞭な堀切ですら埋もれている状況では畝状竪堀は確認できませんでした。


【歴史】

赤丸城は 城ケ平山上一帯に築かれており、城主は国人としてこの地を本拠とした中山氏とされます。当初、中山氏は五位庄を支配し、佐々成政が越中を平定する過程でその旗下に属しました。天正12〜13年の佐々成政と前田利家の戦いにも加わっていたようですが、成政降伏後は中山氏もこの地を離れたようです。 ≪現地案内板より 福岡町教育委員会≫


  
主郭南側堀切
  
     
  
  

近くの城・関連の城:鴨城 ※