越中 / 長沢西城



ファイルNo0015

山腹を削り込んで主郭は作られ、真ん中に仕切り土塁のある おもしろい構造の城

               主郭東側/切岸と井戸   

@ ながさわにしじょう 
  別名  長沢城

A住所:富山市婦中町長沢
   旧:婦負郡婦中町

B目標地点:かんぽの宿富山・しょうぶ園
C形式:山城  D比高:70m 
E現況:公園・宅地

F遺構等:土塁・堀・井戸・説明板
G時代/人物:南北期・戦国期/不明
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  しょうぶ園駐車場より20分

J撮影・訪問時期:2004年04月

  
虎口

【道案内・訪城備忘録】 

城跡には古洞の森(富山市)の駐車場からでも、婦中町自然公園のしょうぶ園駐車場からでも行けますが、菖蒲園の駐車場が近いためそこより行きます。 国道359号線を富山の婦中大橋から来ると長沢の信号で右斜めに戻るように県道31号線にはいります。次の信号で左折し、かんぽの宿富山・各願寺・呉羽カントリークラブ方面に向かいます。かんぽの宿富山を過ぎた隣に国史跡王塚古墳をあります。それを越すと左手に入る道があります。これを左折します(左折しないで直進すると呉羽カントリー、さらに古洞の森の駐車場に達します。)しばらく行くとしょうぶ園の駐車場に着きます。そこより奥に歩きます。「長沢城址」の案内板がありますので、右手方向になだらかな坂を進みます。途中で古洞の森駐車場からの道と合流します。案内に従い左手に進みます。150mほどで「長沢東城」の案内板の所に到達します。長沢東城の案内板のところから遊歩道をさらに西に300mほど進みます。東城同様に「長沢西城」の案内板があり そこより小道に入ります。
左が土塁状の道を進みますと 浅い堀切の先 切り立った坂を登ると見張りの郭があり、さらに進み坂を下ると主郭虎口に到達します。虎口は桝形形状で両側の高い郭より虎口を監視します。主郭は大変広いものです。主郭を2つに区切る高い土塁があります。主郭奥側には石組みの井戸も残り今も水が沸き出ています。主郭は丘陵の途中を削平して作られていて周囲は5mほどの切岸にて囲まれています。




【歴史】

西城の最も高いところは130mの山上に築かれた物見櫓台と思われる郭です。中央部Aは一番広く90*44m程あり、また、ここの東側には直径1.5mの石積みの井戸が残っています。ここは東西を仕切る土塁があり、土塁の高さは長さ約24m、高さが中央で3.7mもあります。中央部の土塁で仕切られた西側は大手虎口から城内に入った空間となります。ここに至るには3回の屈折を繰り返してようやく入れ構造になっています。しかも屈折する掘道の両側には通る者を見下ろす土塁や平場(武者隠し)が設けられています。 これに比べ山頂部より北側は小郭が二つと堀切のみで背後の守りは簡素であります。この城の築城時期、築城者ははっきりしていません。古文資料によれは、富崎城より早い14世紀中頃 つまり南北朝時代に構築され戦略上一時的に利用されたと言われます。 中院定清・桃井直和がこの地で戦い、戦国期の佐々成政時代には寺嶋牛助が居城していたとも伝えられます。  ≪現地案内板より  婦中町教育委員会≫



  
主郭仕切りの土塁
  
縄張図:現地案内板より
  
しょうぶ園の城跡登城口
  

近くの城・関連の城: 長沢東城  富崎城